【カンゲキ記録】
吉例顔見世大歌舞伎 昼の部@歌舞伎座

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10月も同じように思ってた、今月は歌舞伎はお休みにしようかなと(苦笑)
でも、以前テレビで観たラスベガスでの「鯉つかみ」、
大元も見ておきたいなあと思って、参戦。
いざ到着してみて、千穐楽だと気づくのんきなわたし(笑)


湧昇水鯉滝 鯉つかみ

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面白かった!
障子に映る鯉の精、映像技術がここまでできていなかった時代は
どんな風に演出していたんだろうと気になった。
最初に見たのがあのラスベガス版だったので、テレビを通じてとはいえ、
やっぱりベガス版の迫力が忘れられない。
だからこそ、昔はどんな工夫を凝らしていたんだろう。
そしてこんなスケールの大きなストーリーを考え付いた先人、
それを歌舞伎にしようとした先人の、知恵と野心に頭が下がる。
エンターテインメントってやっぱりすごいなぁ、ワクワクのちからってすごいなあ。

奥州安達原 環宮明御殿の場

おそらくは正統派の古典作品。
ごめんなさい、やっぱりところどころ、落ちてしまいました・・・。

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雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべ いりやのあぜみち) 直侍

鯉つかみを見るという目的を達成した時点で、若干お役目終了気分だったのだけど、
これは面白かった、見ることができてよかったなぁ。
わたし、世話物が好き(笑)
雪降る中の物語。凝った技術ではないのに、雪が印象的な演出だと思った。
そして、そして、菊五郎さんの味のある演技。
この方の惹きつけ方は、単に見てくれの華ではなくて
ぐいっと人柄そのものでくるところがすごいと思う。
多分なかなか菊五郎さん主役の長いお話を見る機会って少ないと思うだけに、
よかった、ありがたいことだ。
人間臭い役柄は菊五郎さんの真骨頂なんだと思う。
幕の切れ方もかっこよかった、江戸の粋ってこういうことなんじゃないかと思った。



歌舞伎座に向かう途中で慌ててアクセスした初春歌舞伎公演!!
海老蔵の睨みをいただかなければ新年始まらない!
しかも獅童くんも、右團次さんも出るし、
みんな宙乗りするなんて!!・・・どういう興奮の仕方だ?(苦笑)
運よく、Aプロ、Bプロ、双方のチケットゲット。
ああ、楽しみ♪


ありがとうございます。



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